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《大海の魔道士 - ウォーター・マジシャン》 効果モンスター 星4/水属性/海竜族/攻1900/守1000 「海」がフィールド上に存在する時、自分ターン終了時このカードに「アクアカウンター」を1つ置く 「アクアカウンター」を3つ消費することで相手フィールド上に存在するカードを1枚破壊する。 part17-606 作者(2007/08/14 ID P7hAl0Sv0)の他の投稿 part17-600part17-611 コメント 名前 コメント
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今日 - 合計 - サイレントメビウス 幻影の堕天使の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時56分14秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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┃特殊:マナ(マジシャン) [421] マナフォース 体力と引き換えにマナを回復する技。一定時間、マナ回復速度が大幅に上昇する。 SLv 必要Lv 消費MP ディレイ 回復 MP回復力 持続時間 1 10 134 300.0 (5分) +14.43 5分 2 22 301 +26.81 3 34 464 +39.18 4 46 631 +51.56 5 58 794 +63.93 6 70 958 +78.00 7 82 1125 +93.00 8 94 1288 +120.00 9 106 1455 +147.00 10 118 1618 +177.00 11 170 2331 +197.00 12 +217.00 13 +237.00 14 +257.00 15 +277.00 lastupdate 2016.9.17 (160907) ディレイ増加(修正前150)持続時間増加(変更前2分) / firstupdate2015.8.19 (500.0.250) m_1_2_manacharge.csv シージーニムバス マナの力を利用して体を保護する。一定時間防御力と全ての属性抵抗力が増加する。 SLv 必要Lv 消費MP ディレイ 保護 防御力 全属性抵抗力 持続時間 1 16 68 1.0 +13% +16 5分 2 28 115 +15% +18 3 40 162 +17% +40 4 52 208 +18% +52 5 64 255 +20% +64 6 76 301 +22% +76 7 88 348 +24% +88 8 100 395 +26% +100 9 112 441 +28% +112 10 124 488 +30% +124 11 170 666 +31% +136 12 +32% +148 13 +33% +160 14 +34% +172 15 +35% +184 lastupdate 2015.8.19 (500.0.250) [441] マジックパワー エレメンタルを操る基本能力を強化し10分間、自分の魔法攻撃力(Lv6~:とガード)を上昇させる。 SLv 必要Lv 消費MP ディレイ 強化 魔法攻撃力 魔法攻撃力 ガード 持続時間 1 28 163 1.0 +96 +1% - 10分 2 40 229 +136 - 3 52 295 +176 +3% - 4 64 361 +216 +5% - 5 76 427 +256 +6% - 6 88 493 +296 +8% +134 7 100 559 +336 +10% +220 8 112 625 +376 +11% +306 9 124 691 +146 +13% +392 10 136 757 +456 +14% +478 11 170 944 +496 +15% +564 12 +536 +17% +650 13 +576 +18% +736 14 +616 +19% +822 15 +656 +20% +908 lastupdate 2016.9.10 (160907) 効果内容追加変更(修正前 魔攻+1~9%・ガードなし・5分)、説明文変更(修正前:精霊を操る基本能力を強化し一定時間魔法攻撃力を上昇させる。) / firstupdate2015.8.19 (500.0.250) m_1_3_manareinforcement シールドオブシージ 6(~15)秒間、強力なエネルギー防壁で自分を包み全ての被害から身をり、 移動速度が向上しHP回復力が増加する。移動以外の行為は不可。 SLv 必要Lv 消費MP ディレイ 保護 モンスターダメージ耐性 PK/PVP ダメージ耐性 ステータス異常耐性 移動速度 HP回復力 持続時間 1 28 217 90 +100% +100% +3% +5% 6秒 2 40 305 85 +9% 7秒 3 52 393 80 +15% 8秒 4 64 481 75 +21% 9秒 5 76 569 70 +30% 10秒 6 170 1259 +35% 11秒 7 +40% 12秒 8 +45% 13秒 9 +50% 14秒 10 +55% 15秒 lastupdate 2015.8.19 (500.0.250) ステイシスオーブ 対象を 6(~15)秒間拘束し、行動不能にする。束縛された相手は体力とシールド回復速度が上昇する。 ※通称「プリン」 ※セグのリムーブで解除可能 ※体力はHPのこと? シールド回復速度については記載なし(15/8/19) SLv 必要Lv 消費MP ディレイ 追放(行動不可) ダメージ減少率 HP回復力 持続時間 1 55 374 90.0 +100% +5% 6秒 2 67 453 7秒 3 79 532 8秒 4 91 611 9秒 5 103 691 10秒 6 170 1133 11秒 7 12秒 8 13秒 9 14秒 10 15秒 lastupdate 2015.8.19 (500.0.250) ウルザゲイン 魔法攻撃で一撃して得たエネルギーを使用者の精神力に変換させる技術 30(~75)秒間マナ消耗量が減少し、魔法攻撃力が上昇する。 ※「スキルMP消費量」は実数値かパーセントか不明(15/8/19) SLv 必要Lv 消費MP ディレイ 攻撃1 強化 攻撃 スキルMP消費量 魔法攻撃力 持続時間 1 64 553 60.0 2751 -18 +1% 30秒 2 76 659 3643 -22 35秒 3 88 762 4665 -26 +2% 40秒 4 100 865 5818 -31 45秒 5 112 971 7123 -35 +3% 50秒 6 170 1472 8563 -37 55秒 7 10166 -39 +4% 60秒 8 11913 -41 65秒 9 13818 -43 +5% 70秒 10 15903 -45 +6% 75秒 lastupdate 2015.8.19 (500.0.250)
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サイレント・ソードマン LV7(OCG) 効果モンスター 星7/光属性/戦士族/攻2800/守1000 このカードは通常召喚できない。 「サイレント・ソードマン LV5」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 フィールド上の魔法カードの効果を無効にする。 サイレント・ソードマン 光属性 戦士族 最上級モンスター 魔法無効 LV 関連カード サイレント・ソードマン LV5(OCG)
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神羅サイレント・ムーン SR 水文明 (7) 進化クリーチャー ルナティック・エンペラー/サイバー・クラスター 9000 ■究極進化−自分の進化クリーチャー1体の上に置く。 ■W・ブレイカー ■このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、他のクリーチャーはすべて攻撃もブロックもできない。 ■相手が呪文を唱えた時、その呪文とコストの同じカードを1枚自分の手札から捨ててもよい。そうしたら、その呪文は効果を失う。 ■相手のクリーチャーが出てその能力がトリガーする時、かわりにそのクリーチャーとコストの同じカードを1枚、自分の手札から捨ててもよい。そうしたら、その能力はトリガーしない。 作成者 Y 「沈黙」の名を冠するルナティック・エンペラー/サイバー・クラスター。 出すのに手間がかかる分、cipで攻撃とブロックを封じ、さらには相手の呪文やクリーチャーのcipを手札1枚を捨てて無効化できる強力な能力を持つ。盤面には干渉できないので、出せたらそのまま勝負を決めに行きたいところ。 ルナティック・エンペラーの天災モチーフは「海洋無酸素事変」。 フレーバーテキスト 月が静謐に包まれる時、すべての鼓動は失われる。 評価 名前 コメント
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YOパック:パック10(P)YO: BEFORE:パック9(P)YO NEXT:パック11(P)YO 全55種(再録3種)収録。 実装日:2005年07月08日(金) 解説 ※チェック。修正待ち。 再録カード カラス天狗 パック7(P)YO ペイルビースト パック2(P)YO マジカル・ゴースト パック2(P)YO 通常??種 笑う花 カニカブト テンダネス プリズマン バーグラー アシッドクロウラー コケ 鎧ネズミ ハイ・プリーステス ツンドラの大蠍 ベビードラゴン スネーク・パーム カッター・ロボ 泥に潜み棲むもの マジカル・ゴースト ディスク・マジシャン 響女 ひょうすべ ペイルビースト ワイバーンの戦士 幻獣王ガゼル スコール 冠を戴く蒼き翼 ボルト・エスカルゴ レオグン カラス天狗 キャット・レディ 海の竜王 エア・イーター フレイム・ケルベロス デビルゾア 効果13種 ラージマウス 女王の影武者 ミリス・レディエント レインボー・フラワー 人造人間7号 見習い魔女 ブレードフライ ミスター・ボンバー キャノン・ソルジャー スフィア・ボム 球体時限爆弾 ハーピィズペット竜 グレート・モス 黒き森のウィッチ 儀式01種 スカルライダー 融合04種 音楽家の帝王 バラに棲む悪霊 裁きを下す女帝 裁きの鷹 魔法03種 死者への手向け 魂の解放 スカルライダーの復活 罠03種 神の宣告 昇天の角笛 偽物のわな ※OCGの同名パックとの差分 通常(0?種) 効果(??種) エクストラ(0?種) 魔法(0?種) 罠(0?種)
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パック:イケメン・アプローチ モンスターカード エルフの剣士 ノーマル カース・オブ・ヴァンパイア スーパー カオス-黒魔術の儀式 ノーマル カオス・ソルジャー レア カオスの儀式 ノーマル 騎士の称号 ノーマル 剣聖-ネイキッド・ギア・フリード ノーマル サイバネティック・マジシャン レア サイレント・ソードマンLV3 スーパー サイレント・ソードマンLV5 ウルトラ サイレント・ソードマンLV7 レア シエンの間者 ノーマル 聖導騎士イシュザーク レア チェイン・スラッシャー ノーマル 月の使者 ノーマル 超魔導剣士-ブラック・パラディン ウルトラ 天下人 紫炎 スーパー バードマン ノーマル 不意打ち又佐 スーパー 封印師 メイセイ ノーマル 封魔の伝承者 レア ブラック・マジシャンズ・ナイト ノーマル 翻弄するエルフの剣士 レア マジシャン・オブ・ブラックカオス レア 魔導戦士 ブレイカー ウルトラ 魔法剣士ネオ ノーマル 魔法封印の呪符 ノーマル ミスティック・ソードマンLV2 ノーマル ミスティック・ソードマンLV4 レア ミスティック・ソードマンLV6 スーパー 無敗将軍 フリード スーパー 妖精王オベロン ノーマル 緑樹の霊王 ノーマル 連弾の魔術師 レア 罠封印の呪符 ノーマル
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戻る マジシャン ザ ルイズ 進む マジシャン ザ ルイズ (15)速やかなる反撃 トリステイン魔法学院からほどなくはなれた草原。 そこでは三百人からなる兵士達と、二十騎の竜騎士とが戦っていた。 三百人の兵士の指揮するは一人の貴族。その名をモット伯爵という。 「くそっ!バケモノどもめっ!」 波涛のモットの二つ名を持つ、水のトライアングルメイジによる水撃が、低空から襲い掛からんとしていた一騎を撃墜する。 だが、果たして打ち落とされたそれを竜騎士と言っても良いものか… ドラゴンとは本来生命力に溢れ、恐ろしくも美しい肉体を誇るはずである。 しかし、撃墜されたものは余りにその印象とかけ離れていた。 目は淀んで落ち窪み、鱗は削げ落ち、いたるところに致命傷らしきものを負っている。 だらしなく開いた口からは悪臭を放つ粘液を撒き散らされ、見るものに汚らわしさと不快感を植えつける。 異常なのは竜だけではない、騎乗する騎士もまた異様であった。 先ほどの墜落の衝撃で投げ出された騎士が立ち上がる。 彼の首はあらぬ方向に曲がり、腹からは臓物がはみだしている。 一目見て分かる、生者に在らざる姿。 それらは動き回る死人であった。 「この世に迷うなどと…アルビオンは始祖ブリミルを汚すつもりか!」 再び水撃、別の竜騎士の飛竜の翼に命中し、その翼が根元から千切れ飛ぶ。 飛行不可能となり重力に誘われ地面へと落下する屍竜。 地表へ落ちた屍竜を追いかけるようにして地上に降り立つ多数の屍竜。 そうして周りを取り囲んだ屍竜達は、飛ぶ力を失った同胞に非情にも襲い掛かった。 その口を大きく開け、柔らかい腹や喉元に群がるようにして噛み付き、食いちぎる。 「う、うげぇっ…」 この光景を見たモットの副官が思わず口元を押さえて蹲った。 無理も無い、モットとて副官が先にそうしていなければ自分も吐いていたかもしれない。 「味方を食らうとは、そこまで外道に堕ちたかアルビオンッ! このような死者を手駒とするような行いが許されると思っているのか!?」 「思っているさ、戦場なんだからな」 上空から声。 モット伯爵達が見上げると、そこには一際大きな屍竜、そしてその背にはこの屍竜隊を率いる隊長らしき男の影があった。 「むしろ感謝を述べてもらいたいくらいだ。死してなお戦える喜びを。 極上の死を迎えた上、更には何度も死を体験できるようにしてもらえるなど、幸せの限りではないか。 勿論おまえ達にもくれてやるぞ、等しく平等な死を」 「おまえ達のような畜生道に堕ちた者どもに、我々が簡単に屈するとは思うな!」 モット伯が放った先ほどよりも強力な水撃が、敵指揮官の騎乗する屍竜に襲い掛かる。 しかし、モットの狙いすました必中の一撃は、屍竜の常識を無視した空中機動によって回避される。 「面白い、前言撤回だ。威勢の良いお前だけは生かしておいてやろう。 だが、お前の部下達は殺す、焼き殺す。消し炭にしてやる。 喜べ、お前は俺の炎の目撃者となることを許されたのだ!」 巧みな乗竜技能を発揮し、屍竜を低空まで滑空させる。 その時、指揮官の男の姿を月が照らし出した。 筋肉質な体つきはまるで鍛え上げられた剣士のようである。 だが、それ以上に特徴的なのは顔の左半分を覆う火傷のあと。 「さあ!お前たちの肉の焼ける芳しい香りを、俺に嗅がせてくれ!」 屍竜を操る男の右手が光った。 幸い、空から飛来する火炎の目標は魔法学院そのものであったのか、幸運にもウルザ達は障害に出会うことなくウェザーライトⅡへたどり着くことが出来た。 至近距離から見るその力強い勇姿はルイズ達に感嘆の息を漏らさせた。 全長は百メイル以上、その形はハルケギニアにあるどの船とも似ていない形をしている。 まず、船として最も目立つものであるはずのマストが無い、その上で船体が全体的にスリムであった。 このことによって横の全長に比べて、高さが圧倒的に低い。ハルケギニアのフネに比べて平たい印象を受けるフネとなっていた。 進空する船らしく翼を要しているが、本来なら艦中ほどに据えられる筈のそれは艦後方に配されている。 総じて、ルイズ達の思い描くフネとは違う、未知のフネ、それがウェザーライトⅡであった。 ルイズ達はフライの呪文を唱え、ウェザーライトⅡの甲板に降り立った。 もっとも、ルイズだけはウルザが魔法をかけて浮き上がったのであるが。 「ミスタ・ウルザ!」 ウェザーライトⅡの甲板に降り立ったルイズ達を出迎えたのは学院の教師、コルベールであった。 横には身長百八十サントとコルベールよりも長身の老人、学院長オールド・オスマンの姿もある。 「ミスタ・コルベール、事前の準備は全て整っているかね?」 「そんなことよりも、これはどういうことですかミスタ・ウルザ!どうしてこの場に生徒達がいるのですか!? きちんとポータルを用いてトリスタニアに送り届けると仰ったではありませんか! 貴方は貴方の戦いに、私の生徒達を巻き込むおつもりですか!?」 学院の生徒達が驚く、彼女らはこのように声を荒げるコルベールを見るのは初めてのことである。 モンモランシーなどはあまりの剣幕にギーシュの後ろに隠れてしまった。 「落ち着きたまえ、ミスタ・コルベール。君の生徒が驚いているではないか。 彼らがこの船に乗ることとなったのは事故だ。 彼女達の到着を待たずポータルを使用したことに異論があるかもしれないが、ああしなければ敵の襲来でポータルそのものが破壊される危険性があったのだ。」 「む、しかし…」 論理的な説明に頭では納得したコルベールであったが、心はそう簡単についてゆかない。 彼の内部に蟠る暗部が、生徒達に戦場を見せることを許容しない。 「ミスタ・コルベール、今は君と言い争っている時間は無い、文句は後で聞こう。 まずはこの場を飛び立つことが先決だ。準備は整っているかね?」 「………」 未だ心の整理がつかぬコルベールに代わり、横に立つオールド・オスマンが答えた。 「先ほど全ての準備が整ったところじゃ、後は動力があればとりあえず飛ぶことはできるそうじゃ」 「了解した。それでは事前の手順は全て省略の上、今すぐ緊急浮上を行う。 諸君、念のため手近なところに掴まりたまえ」 ウルザは全員が手近なものにつかまったことを確認すると眼鏡を外し、両手を掲げた。 「………ウェザーライトⅡ、発進する」 ウルザの号令。 最初に彼の体を中心として、波紋の如き衝撃波が広がった。 体重の軽いタバサなどはこれで体が浮いてしまうほどであったが、それを見たコルベールが慌てて手を掴み、彼女を引き寄せた。 次に、稲妻が落ちたかのような閃光が閃き、ウルザを見つめていた者の目を一瞬焼いた。 そうして眩んだ目を再び開いた時、彼らが見たものはウルザの目から電撃の様なのたうつ何かが迸り、それが暴れ狂いながらウェザーライトⅡへ流れ込んでいく光景であった。 ウルザは歯を食いしばりながら己の頭蓋に埋め込まれた二つの魔力原動機、マイトストーン、ウィークストーンの力を制御する。 多すぎず少なすぎず、段階に応じた魔力を開放し、それをウェザーライトⅡのスランエンジンへと流し込む繊細な作業を続ける。 暫くするとルイズ達にも分かる、目に見えた変化が起こった。 ウェザーライトⅡの船体がぼんやりと輝き出したのである。 更には同じ輝きを灯した白く光る膜のようなものが船全体を包み込んだ。 自らの足元を照らす淡い光と、周囲を覆う白い輝き。 その幻想的な光景に、誰もが見入った。 そうして見入っていた中、この場で最も強く警戒心を持っていた人間が、迫り来る危険を迅速に察知した。 「フネだ!あれは…アルビオンの戦艦だよ!凄い速さで近づいてくる!?」 最初に気付いたフードを目深に下ろした女性の声に、全員が注目する。 そこには現在魔法学院を攻撃している影とは別の、アルビオンのフネの姿があった。 それが十隻、猛スピードで前方から迫って来ているのだった。 「…ん?今の声、何処かで聞いたことがある気がするんじゃが………」 「…うっ」 オールド・オスマンの鋭い指摘にフーケがフードを押さえてそっぽを向く。 「んー?んー?お嬢さん、ちょぉっと顔を見せてもらえんかなぁ」 「いえ、それは………」 「オールド・オスマン!こんな時に何を言っているんですか!敵が近づいているんですよ!?」 危機感無く謎のフードへの追求を開始するオスマンに、すかさずルイズが噛み付いた。 「しかしのぅ、わしらが騒いだとて、どうにかなるような問題じゃあるまいて。 ………そら、どうやら飛ぶようじゃぞ?」 オスマンがそう言うや否や、船に搭乗したもの全員を浮遊感が襲った。 一瞬、大地からの重力を切り離されたように感じた時、既にウェザーライトⅡは宙へと浮かび上がっていた。 そして、次に彼らを襲ったのは復活した重力の軛。 突然軽くなった体が、再び本来の重さを取り戻す。 「諸君!しっかり掴まっていたまえっ!」 未だ力を放出し続けているウルザの声に、全員が体を固くする。 だが、次に身構えていた体に掛かったのは、緩やかな横の慣性であった。 先ほどの衝撃波や浮き上がった時の不思議な感覚に比べれば、こんなもの大したことは無い。 そう思ったものもいたのだが、その考えは前方を見た際に即座に改められた。 確かに横に引張られる力は弱い。だが、ウェザーライトⅡが前方に進んでいく速さは感じる慣性とは到底かみ合わぬ高速のものであった。 みるみるうちに視界の中で大きくなっていく敵戦艦。 それが目と鼻の先になった時、全体を覆っていた白い膜が前方に収束した。 そうして、ウェザーライトⅡは敵戦艦正面に突き刺さった。 だが、突き刺さっただけではない。 ウェザーライトⅡは、まるで何も阻むものが無いかのように敵戦艦を粉砕し、破壊し、貫いてく。 盛大な破砕音。 巨大な建造物が、力任せに引きちぎられる時の音。 ルイズはそんなものを聞いたことのある、数少ない一人となった。 もっとだ!もっと嗅がせろ!そうだ、肉の焼ける臭いをだ! ―――メンヌヴィル 戻る マジシャン ザ ルイズ 進む
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戻る マジシャン ザ ルイズ 進む マジシャン ザ ルイズ 3章 (33)隠れたる死霊 ドアを、静かに1サントほど開ける。中からぼんやりとした明かりが外へと漏れ出した。 油断無く警戒しつつ、その隙間から中を覗く。――異常なし。 音を立てないように注意しながらゆっくりと扉を開き、今度は素早くその身を中へと滑らせる。 部屋の中、頼りない灯りが所々に灯されている。 小さく揺れる火に照らし出され伸びた影も、つられたようにゆらゆら踊り舞う。 主人の力を誇示するように設計された広い間取りと高い天井、精巧で美しい調度品の数々、その奥には雄弁に存在感を発している天蓋付きのベッド。 足音を吸い込む毛足の長い血のような赤をした絨毯、タバサはその上をゆっくりと進む。 赤い天蓋、赤い毛布、協調性かはたまた悪趣味の産物か、どこまでも赤く染められた寝台。 そこにタバサが求めた部屋の主人の姿は――無い。 かけられたシーツは綺麗に手入れされて、皺一つ無く伸ばされている。それが意味するところ、それはこの部屋の主人はまだ部屋へと戻ってきていないということ。 念のため周囲を確認し、隠れられそうな場所のいくつかに当たりをつけて確認するが、全て空振りに終わった。 アテが外れた。 てっきりこの時間、ここに出向けば会うことが出来ると思っていた人物。 彼女が戻ってきていないという事態は、予想の範囲内ではあったが可能性としては低いと考えていた。 最初から誤算。頭に描いた計画の修正を余儀なくされる。 ここ以外に彼女がいると思われる場所。真っ先に思い浮かぶのはグラントロワではなくプチトロワ、彼女のかつての住処。 しかし思い直して頭を振る。 『それはない』 自分の想像が正しければという前提つきだが、彼女は今現在、この王宮での実権を握っていない。そんな状態で我が儘を通せるとは到底思えない。 ならばどこか? それを考えたとき、直感的に一つの光景が脳裏に浮かび上がった。 他に思い当たる場所もない。ならばまずは行ってみよう、そう思い、タバサは再び部屋の外へ向って歩き出した。 月光を遮る分厚い雲。不意に出てきた冷たく乾燥した山風。さやさやと音を立てる草木の音。 棟と棟とを繋ぐ渡り廊下。夜陰に隠れ見えないが、その繋がる先は王宮本宮の裏口。記憶にある地図を頼りに歩いていたタバサは、やがてそこへ辿り着いていた。 灯りもなく視界も悪い、加えて外部からは丸見えとなるこの渡り廊下数十メイル。 襲撃者にとっては最高のロケーション、タバサにとっては最も危険な数十メイル。 何かが起こるとすれば、ここの他に無い。 そんな確信に似た感想を抱きながら、タバサはその廊下を歩き始めた。 十メイル――異常なし。冷たい風が山から吹き下ろす風だと気付く。 二十メイル――異常なし。草木の間に淡い光。燐光を発する光虫。 三十メイル――異常なし。光虫の優しい光に照らし出された白い百合の花が、見るものも居ない夜の中で悲しい美しさをたたえていた。 丁度半分ほども来ただろうか、周囲は平穏そのもの、未だ何も起こらない。 完全な暗黒に慣れてきたタバサの目が、その奥にある頑丈そうな作りの裏口を見つけた。 彼女の心に去来する心配が杞憂であったことへの安堵と、未だ燻る警戒心。 その、油断無さが、彼女をコンマ差で救った。 とっさに横っ飛びに地面を転がる。 動物的直感、考えるよりも先に体が動いていた。 刹那、固いものを削るような、叩き割るような音が響き渡った。 同時にタバサの鼻腔が生臭い鉄のような匂いを嗅ぎ取る。状況理解の前に、タバサの体と精神が一足飛びに、戦闘状態のそれへとシフトした。 何が起こったのかわからない。わからない、が、喜ぶべき事態ではないことだけははっきりと分かった。 転がった状態から足のバネを利用して前方へと跳び、ジグザグを描きながら猫科動物のようなしなやかさでもって裏口へと駆ける。 その途中にちらりと廊下の様子を横見で確認する。 そこには、深々と三本の爪で作られたような傷痕が一直線に残されている。それも、まるでドラゴンが引っかいたような鋭い傷であった。 一つ、二つ、三つ、巧みにフェイントを織り交ぜながら疾走と跳躍を繰り返す。 二呼吸の後、タバサは暗闇の中でも裏口が目視できる距離へと接近したが、そこには閉じた扉一つあるだけ。 予想していた敵の姿が無く、益々事態の把握に手間取る。 攻撃直後、タバサはそれを裏口前近くに潜んでいた敵メイジによる迎撃だと判断していた。 それがここに来て揺らいできている。 周囲に隠れられそうな遮蔽物は無い。加えて前方の扉は完全に閉まったままである、もしもメイジが扉から中へと逃げたのなら扉の開け閉めに伴う音ですぐに分かるはずだった。 同様に、扉の前から移動したと言うのも考えにくい。攻撃から今までの間に視界の範囲外に足音を立てずに移動するのは不可能だろう。 ならば何が―― 背後から破砕音 咄嗟に、タバサは口の中で唱えていたエアニードルの呪文を、振り向きもせずに背後へ解き放つ。 ギャリギャリッという音が聞こえたが、結果を確認せずにタバサはそのまま扉へ飛び込んだ。 幸い扉に鍵は掛かっておらず、すんなりと侵入することができた幸運を始祖ブリミルに感謝する。 そのまま体ごと体当たりするようにして扉を閉めると、素早く鍵を閉めてその場から飛び退いた。 そして扉に背を向けると、全力で駆け出した。 疲労だけではない理由で早鐘を打つ鼓動の音を聞きながら、タバサは先ほどの疑問を繰り返してみた。 廊下に走った傷痕は裏口の扉付近から一直線に伸びていた、となれば攻撃は正面か真後ろからされたことになる。 タバサは攻撃者の姿こそ目にしなかったものの、それでも音が前方から聞こえたことだけは覚えていた。 敵をメイジの定石に当てはめて考えてみると、あの扉の前には術者の姿がある『はず』だった。 しかし、二度目の攻撃が背後から来たという事実を加味すると、その定石すら疑わしい。 真っ当な方法では、タバサの目を欺きながら敵メイジが、瞬時に前方から背後へと回るのは不可能に近い。 と、そこでタバサは足を止めた。 目的地に到着した、という訳ではない。異常を察してのことである。 彼女が発見した異常、それは床に広がっていた水溜まりだった。 黒い、黒い、水溜まり。 床へ落としていた視線を、徐々に上げていく。 そこには、血の海に溺れるようにして、 ごろりと 胴体を境に真っ二つに切断された、女性だったものの残骸が、転がっていた。 赤い絨毯を更に赤黒く染め上げて、犠牲者がもう何も映さぬ瞳でタバサを見上げている。 場所は謁見の間へ繋がる中央ホールへ続く廊下の途中、大臣達の執務室が連なる区画。 そこで哀れな娘は生者を怨むように目を見開いていた。 下半身はやや離れた場所にある。上半身だけで這ったのだろう、床につけられた血の跡でそれを窺うことができた。 中途半端に曲がっている左腕は娘のすぐ側にある扉のノブを掴もうとしたのだろうことが、べったりと汚れたノブで知れた。 タバサは彼女の視線を受け止めるようにして正面から近づいていくと、覗き込むようにしてその場に膝を下ろした。 「………」 まずは、彼女の顔に手をやって、瞼を降ろす。そうすると、まだあどけなさが残る、年若い娘の素顔が現れた。 そばかすが残る、健康的に日焼けした顔。きっと、こんなところに居なければ、明日も明後日も笑っていられたであろう、真っ白な死者の顔。 だが、死は全てに等しく平等で、また理不尽である。 もう二度と笑うことのない彼女を想い、タバサは心の中で黙祷を捧げた。 視線をずらして致命傷を確認すると、何にも増して明らかなそれは、『三本の爪痕』を伴っていた。 間隔はそれぞれ左右とも二十サントほど。間違いなく、それは先ほどタバサを襲ったものと同一であった。 そしてふと思い出した、あのとき嗅いだ臭いのことを。 その主こそ目の前の彼女なのだろう。傷口に手を当てると、その考えを裏付けるように、その遺体からは温もりを僅かに感じることができた。 顔色は変えず、心の中で痛ましさに顔をしかめながら、タバサは冷静に状況を確認していく。 まず、分かったのは彼女は最初足を引き裂かれ、転んだところで腹部を真っ二つにされたということだった。 床に残された爪痕は最初直進的に進み、途中で曲がって反転している。 これは最初の襲撃と致命傷となった二度目を意味しているようである。 次に分かったのは『爪』の範囲。 爪三本の範囲は高さ約五十サントほどで、これは彼女の足に刻まれた傷痕から推定することが出来た。 二度目で彼女の腹部を割いて絶命させているのもこの為だろう。 そして最後の発見。それは、加害者がやはりメイジではないという確証。 タバサはもう一度左右を見回して周囲を確認した。 この廊下の幅は2メイルほど、そこを血の海が隙間無く広がっている。 つまり、裏口の扉へと向かうためには、血の海を避けては通れない。 タバサは先ほど自分が歩いてきた方向を見た。 そこには、血の足跡など無い。 つまり、ここを横断した人間はいないのである。 そこまで考えたとき『人間』じゃないものなら? という発想がタバサの脳裏に浮かび上がった。 メイジじゃないなら? 人じゃないなら? 地面に足をつけていないものなら? 姿が見えないもの、だったら? タバサの背筋が凍りつく。 最も考えないようにしていたもの、しかし一度考えてしまえばその考えから逃れるのは難しい。 それは 『幽霊』 速すぎる移動速度も、目に見えない体も、残されていない足跡のことも、幽霊だったらと考えると全て辻褄が合ってしまう。 あえて考えないようにしてきた可能性、普段なら一蹴する可能性。 だが考えれば考えるほどそれが正しいように思えてきてしまう。 タバサは幽霊が苦手である。それは子供の頃から、騎士となって風雪のタバサと呼ばれるようになった今でも。 情報は確認した、これ以上得られるものは何もない。 タバサはそう判断すると、ひざ立ちの姿勢から立ち上がった。 その表情は変わらず感情というものが感じられない。だが、この場にルイズやキュルケが居たのなら、その顔が強ばっていることに気がついただろう。 けれど、彼女の心に迷いなど無い。恐怖など、足を止める理由にならない。 ただ、ただ、前進あるのみ。 そこには何もなかった。影だけがあった。 ――バッソ・カステルモール「氷の姉妹」 戻る マジシャン ザ ルイズ 進む
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《Em(エンタメイジ)トラピーズ・ハイ・マジシャン》 エクシーズ・効果モンスター ランク5/光属性/魔法使い族/攻撃力2700/守備力2200 魔法使い族レベル5モンスター×2 ①:自分・相手のメインフェイズに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 このターン、このカードは3回まで戦闘・効果では破壊されない。 ②:このカードがランク4以下の魔法使い族Xモンスターを素材としてX召喚に成功したターンに1度、 このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に3回まで攻撃できる(直接攻撃は1回まで)。 エクシーズ次元編で登場した光属性・魔法使い族のエクシーズモンスター。 エクシーズ素材を使って破壊耐性を得る誘発即時効果、特定のモンスターを素材にエクシーズ召喚したターンに3回攻撃を得る起動効果を持つ。 二つの効果により攻防ともに強力なカードであり、①の効果を使用すればそのターンは3回まで破壊を免れる。 とはいえバウンス・除外など破壊以外の除去には無防備であるため《スキル・プリズナー》などを駆使して守りたい。 ②の効果は《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》に似た条件と効果であり、この効果を使うにはRUMが必須。 基本的にはEmサポートを共有できる《Emトラピーズ・マジシャン》を使用するべきだが、あちらからこのカードを出すことができるのは《RUM-エスケープ・フォース》と《RUM-デヴォーション・フォース》、《RUM-マジカル・フォース》の3種類で、いずれも受動的な発動条件であるため積極的には狙いにくい。